なんていうかお尻が痛い。
座ってる椅子があんまりよくないみたい。
わしのほうのお尻はもう勝負決まったかもしれんけど
『カルドセプト ビギンズ』は、ブック編集で勝負が決まる。
新しいカードを手に入れ、強そうなカードをデッキへ入れる。
『カルドセプト ビギンズ』は、マップでサイコロを振っている時間だけがゲームではない。
むしろ、ブックを編集している時間まで含めてゲームなのだ。
遊ぶほどその面白さが分かってきた。
ゲームを始めたばかりの頃は、カードの性能などほとんど分からない。
新しいカードを手に入れたら、
「数字が高いから強そう。」
「説明が長いから強そう。」
そんな基準でブックへ入れていた。
普通に何とか戦える。
しかし試合を重ねると、
「思ったより使いにくい。」
「このカードを入れているせいで他のカードが活かせない。」
という場面が少しずつ増えてきた。
そこで初めて、
「カード単体ではなく、組み合わせが大事なんや。」
と気付く。

ブック編集は答え探しの時間
負けた試合のあと、すぐにもう一戦始めるのではなくブックを開く。
「さっき何が悪かったんやろう。」
そう考えながらカードを確認する。
クリーチャーが多すぎたのか。
スペルが少なかったのか。
土地を守るカードが足りなかったのか。
そんなことを考えながら一枚ずつ入れ替えていく。
たった数枚変えるだけでも、
「今度は上手く回るかもしれない。」
という期待が生まれる。
この時間が思った以上におもろい。
試合が終わっているのに、ゲームはまだ続いている感覚になる。

強いカードより「噛み合うカード」が強い
カードゲームをあまり遊ばない人は、
「強いカードを集めれば勝てる。」
というイメージを持つかもしれないが、
『カルドセプト ビギンズ』は、その考え方だけでは勝てない。

一枚だけ飛び抜けて強いカードを入れるより、
互いに役割を補い合うカードを組み合わせた方が戦いやすい。
攻撃役。
土地を守る役。
妨害する役。
状況を立て直す役。
それぞれが役割を持っている。
だからカードを入れ替えるたびに、
「このカードはこっちと相性が良さそう。」
という発見がある。
この試行錯誤がクセになる。
プレイヤーの性格がそのままブックへ表れる
面白いと思ったのは、
ブックを見れば、その人がどんな戦い方をしたいのか何となく分かることだ。

攻撃が好きな人。
慎重に守る人。
相手を妨害したい人。
一発逆転を狙う人。
どれも正解であり、不正解でもある。
だから同じゲームを遊んでいても、同じブックになるとは限らない。
自分だけの戦い方を作れる。
これがカードゲームとして非常に面白い部分である。
新しいカードを手に入れる楽しみが変わる
序盤は、
「新しいカードが増えた。」
それだけで嬉しかった。
しかしブック編集を覚え始めると、
嬉しい理由が変わる。
「このカード、今使っているカードと組み合わせたら面白そう。」
そう考えるようになる。

カード一枚が増えるだけで、
新しいブックを作りたくなる。
新しい戦略を試したくなる。
カード収集が単なるコレクションでは終わらない。
必ず次のプレイへ繋がっていく。
負けても次を試したくなる
普通のボードゲームなら、
負けたら悔しい。

それで終わることが多いが
『カルドセプト ビギンズ』は負けても、
「あれぇええええ~!?」
「今度はこのカードを抜いてみる?」
「このスペルを増やそう。」
「システムちゃんと覚えよう」(いや、そこからや。)
そんな考えが次々と浮かんでくる。
だから負けても終わった気がしない。

むしろ、
「次はもっと面白いブックが作れそう。」
という気持ちになる。
この前向きな悔しさが心地良かった。
少しずつ理解できる設計がありがたい
デッキ構築という言葉を聞くと難しそうに感じる。
しかし『カルドセプト ビギンズ』は、一気に何百枚ものカードを覚えさせるゲームではない。
遊びながらカードが増える。
少し慣れた頃に新しいカードが手に入る。
また試す。
この流れを何度も繰り返す。

だから自然と、
「このカードはこういう役割なんや。」
と覚えられる。
説明書を丸暗記する必要はない。むしろわし苦手やし。
使って失敗しながら覚えられるので、初心者でも入りやすいと感じた。
マップへ出る前から勝負は始まっている
『カルドセプト ビギンズ』は、サイコロを振るゲームではある。
しかし、それだけではない。
試合が終わればブックを開く。
カードを見る。
組み合わせを考える。
また挑戦する。

この一連の流れ全部がゲームになっている。
だから遊んでいない時間まで考えられる。
仕事中でも、
「次はあのカードを入れてみようかな。」
と考えてしまう。
これこそがデッキ構築の魅力なのだと思う。
ブック編集は、単なるデッキ作成機能ではなかった。
試合で感じた反省や発見を次へ活かし、自分だけの戦い方を少しずつ作り上げていく場所なのだ。
初見では「ようわからんカード」を入れていただけのわしも、今では一枚一枚の役割を考えながらブックを組むようになった。
その変化そのものが、このゲームの面白さなのだと思う。
『カルドセプト ビギンズ』は、勝負が始まる前の準備で1時間くらい悩んでられる。そういや、タクティクスオウガの編成画面でもそうなって序盤なかなかストーリーが進まなかった覚えもある。
試合だけではなく、ブックを考えている時間まで含めて『カルドセプト ビギンズ』であった。
そんな時間まで楽しくしてしまうデッキ構築こそ、『カルドセプト ビギンズ』最大の魅力だった。











































































