『Gothic』というゲームをご存じだろうか。
わしは全然知らんかった。
どうもちまたでは、昔から評価されているオープンワールドRPGとして名前が挙がる作品らしい。
わしも普段からオープンワールド様には散々お世話になっている。
ならば、
「これは一回お参りしとかないかんやろ。」
と思い、『Gothic 1 Remake』のSteam体験版をダウンロードしてみた。
そして遊び始めて約5分。
村人に殺された。

オークでもない。
魔王でもない。
普通のおっさんである。
| 体験版でやったこと | わしに起きたこと |
|---|---|
| 『Gothic』を初めて遊ぶ | 囚人として知らん世界へ放り込まれる |
| ディエゴに寝床を聞く | 断られる |
| 自由度を試してみる | なぜかディエゴを殴る |
| さらに追いかけて殴る | 一発で殺される |
| 携帯機でも試す | 体験版ではやや重かった |
| 5分で死亡したあと | 「なんやの、これ。殴るからあかんのか」 |
なんやこのゲーム。
めちゃくちゃ気になってきた。
そもそも『Gothic』って何のゲームなんや?
元祖『Gothic』は2001年に発売されたRPG。
今回遊んだ『Gothic 1 Remake』は、その初代を現代向けにリメイクした作品になる。
ただ、わしが一番気になったのは歴史ではない。
主人公が囚人。
勇者ではない。
英雄でもない。
王子でもない。
選ばれし者でもない。
囚人である。
物語の舞台も華やかな王国や学園ではなく、魔法の障壁によって閉じ込められた流刑地。
囚人社会である。

そういや『Oblivion』も捕まってるところから始まる。
なんや。
昔のオープンワールドRPG、
とりあえず主人公捕まえるんか。
体験版を始めた時点でも、
「世界を救うぞ!」
というより、
「わし、ここで生きていけるんか?」
という感じの方が強かった。
そして、その心配はすぐ現実になる。
自由度を試そうとして5分で死んだ
体験版を開始。
グラフィックはかなり綺麗。
見た目だけなら、最初は『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』っぽくも見えた。
近くにはディエゴという男がおる。
わしは、
「この家で寝てええか?」
みたいな感じで聞いてみた。
ディエゴ、
「ダメだ。」

なんやこいつ。
いきなり冷たいのう。
そこで思い出した。
このゲーム、
自由度が高いんやろ?
なら試してやろう。
そう思ったわしは、
ディエゴを殴った。
なぜそうなる。
当然怒られる。
それでもわしは、
ベジータみたいな殴り方でもう一発。

するとディエゴが小屋の中へ移動。
体験版なので挙動的に少し怪しいところもあったが、そんなことより今のわしには勝負の方が重要である。
「逃げたな! いける!」
小屋まで追いかける。
殴りかかる。
ディエゴ反撃。
一発。
死亡。

そして画面には、

開発陣「体験版ありがとうございました。」
わし「いや、まだ5分や……。」
冷静に考えたらディエゴは何も悪くない
知らん男が来る。
「家で寝かせてくれ。」
と言ってくる。
断る。
突然殴られる。
さらに逃げても追いかけてきて、また殴られる。
怖いのはわしや。
ディエゴからしたら完全に不審者である。
そら反撃するわ。
むしろ一発で終わらせてくれてありがとう。
ただ、この一件で『Gothic』がちょっと好きになった。
わしが勝手に喧嘩を売った。
相手の方が強かった。
だから負けた。
それだけ。
主人公だから許してくれん。
ここは勇者を歓迎する王国ではない。
主人公も、この世界へ入ってきたばかりの新入りでしかなかった。

空気としては、
ディエゴ「お前、誰や。」
わし「お前こそ誰や。」
くらいの距離感。
まあ、先に殴ったのはわしなんやけど。
転校初日みたいな居心地の悪さがある
少し歩いてみても、
「ようこそ勇者様!」
みたいな歓迎ムードはない。
新入りを見る目も冷たい。
話しかけても、みんなが親切にしてくれるわけでもない。
学校でいうなら、
転校初日の教室。
しかも全員ちょっとガラ悪い。
居心地悪い。
めちゃくちゃ悪い。
でも、わしはこの感じが妙に気になった。
誰も主人公の到着を待っていたようには見えない。
みんな先にここで暮らしていて、そこへ知らん囚人が一人追加された。
そのくらいの扱いに見える。
だからこそ、
「この中でどうやって生きていくんやろ。」
という興味が出てきた。
ROG Xbox Ally Xでは体験版はやや重かった
今回はROG Xbox Ally XとLegion Go 2でもSteam体験版を試した。
ここはあくまで、わしが遊んだ体験版時点の話になる。
1600pではかなり重かった。
1280pまで解像度を落としても、場所によっては20fpsを切るような場面があり、個人的には快適とは言いにくかった。
解像度を変更したあと、操作が少し不安定になる場面も確認した。
携帯機との相性自体は良さそうなんやけどな。
ベッドでゴロゴロしながら、
囚人生活。
最高やん。
と思って試したんやけど、体験版の段階では性能的に少し厳しく感じた。
製品版では最適化や動作状況が変わる可能性もあるので、ここは体験版での感想として残しておく。
5分で殺されて、ようやく分かった
遊ぶ前のわしは、
「自由度が高いゲームなんやろ。」
くらいに思っていた。
だから試した。
家で寝ようとする。
断られる。
殴る。
追いかける。
もう一回殴る。
殺される。
そこでようやく、
「なんやの、これ。殴るからあかんのか。」
となった。
当たり前や。
でも、この5分で『Gothic』がどういうゲームなのか、少し分かった気がした。
何でもできる。
でも、
何しても許されるわけではない。
自由度を試しに行って、社会のルールを教えられて帰ってきた。
しかも冒険はまだ何ひとつ始まっとらん。
それでも、
「ちょっともう一回やろ。」
となった。

次は村人を殴らん。
たぶん。
……
いや、やっぱりもう一回だけ殴ってみようかな。
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