ちょうどSFC版『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』を持っていたので、リマスターを遊んだ直後にSFC版を起動。
さらにもう一度リマスターへ戻り、実際に行き来しながら違いを確認してみた。
| 実際に比較して分かったこと |
|---|
| 戦闘やダンジョン探索の基本部分はかなり原作に近い |
| BボタンのスピードアップはSFC版にもある |
| リマスターは満腹度や経験値などを確認しやすい |
| メニューで見られる情報も増えている |
| グラフィックや文字は綺麗で明るく感じた |
| セリフ表示は枠がコンパクトになった |
| フォント・ログ・グリッド・ミニマップなどを変更できる |
| ボタン配置など操作設定も変更できる |
| 図鑑などの周辺機能が追加されている |
| ゲームバランスを自分好みに調整できる |
戦闘やダンジョン探索は思っていた以上にそのまま
両方を続けて触って最初に感じたのは、
根本の遊びはかなり残っている。
ということだった。
※リマスター版

敵との距離を見ながらマス目を移動する。
戦ってレベルを上げながら下の階へ進む。
アイテムを拾って、どう使うか考える。
SFC版だから今遊ぶと相当きついのかと思っていたが、旧作も普通に遊べる。
※SFC版

むしろアナログスティックがないので、ボタンが少ないぶん、
「こっちはこっちでシンプルで遊びやすいな。」
と感じるところまであった。
リマスターだから別物に作り直したというより、原作の感覚を残したまま周辺を整えた印象が強い。
満腹度が普段から分かりやすくなった
違いを感じやすかったのは、画面に表示される情報だった。
SFC版の通常画面では、上に表示されるのは
「階層/Lv/HP/G」
といった情報。
※SFC版

SFC版の満腹度は通常画面に常時表示されておらず、ステータスを確認したり、「お腹が減ってきたぞ」といったメッセージを見たりして把握する。
一方、リマスターでは満腹度が画面上で確認しやすくなっている。
※リマスター版

不思議のダンジョンでは、
「あとどれくらい探索できる?」
を考えるためにも満腹度は重要。
ルールそのものではなく、判断に必要な情報へすぐ目を向けられるようになったのが分かりやすい変化だった。
経験値ゲージで次のレベルまでが見える
リマスターへ戻ってから、
「あ、これも増えてるわ。」
と気づいたのが左上の経験値ゲージ。

敵を倒すとゲージが伸びていくので、次のレベルまでどれくらいなのかを視覚的に確認できる。
レベルを上げてから次の階へ降りたいときも、
「もうちょっとで上がりそうやな。」
と判断しやすい。
満腹度と同じで、ゲームを簡単にするというより、今の状態を見やすくした変更という感じだった。
メニューで確認できる情報も増えている
SFC版のダンジョン内メニューも改めて確認した。
かなりシンプルで、必要な項目だけが並んでいる。
リマスターでは、そこから確認できる情報や周辺機能が増えていた。
実際に旧作へ戻ると、この差はかなり分かりやすい。
SFC版は必要最低限。
リマスターは、現在の状態を確認するための情報が増えている。
旧作のシンプルさにも良さがあるので、単純に「新しい方が全部上」というより、今の遊び方へ合わせて情報量を増やした印象が近い。
グラフィックは綺麗になり、全体的に明るく感じる
見た目は、さすがにリマスターの違いが分かりやすい。
文字も綺麗になっているし、画面全体もSFC版より明るく感じた。

ただ、比較して面白かったのは、
SFC版にはSFC版の見やすさが残っている。
同じような場面を並べると、その違いがかなり分かりやすかった。
セリフ表示は枠がコンパクトになった
特に気になったのが、画面下に表示されるドラクエらしいメッセージ部分。
大体ドラクエって下側のウィンドウへセリフが流れていく。
※SFC版

最初に見比べたときは、一瞬、
「SFC版の方がセリフは見やすいかもしれんな。」
とも感じたが、リマスターへ戻って改めて見ると、メッセージを表示する枠自体がコンパクトになっている。
やっぱりこっちが見やすい
※リマスター版

セリフが進むテンポもリマスターの方が軽快に感じた。
文字を綺麗にしただけではなく、ウィンドウの大きさや表示の仕方まで調整されている。
表示方法をかなり細かく変えられる
設定を見ていくと、リマスターでは自分で変更できる項目がかなり増えていた。
フォント。
ログの表示行数。
グリッド表示。
ミニマップ表示。
ここまで触って、
「なるほどな。」
となった。
今回のリマスターは、新しい遊び方を一方的に押しつけるというより、自分が見やすい状態へ調整できる方向に広げているように感じる。
ボタン配置まで自分で変えられる
操作設定も変更できる。

キャンセルやダッシュだけでなく、ゲームパッドのボタン配置も自分に合わせられる。
STEAM版も試してみたのだが、わしが使っているPlayStation系のコントローラーでは、初期状態で×ボタンが攻撃、○ボタンがダッシュになっていた。
SFC版を直前に遊んでいると、昔のA・Bボタンとは感覚が違う。
ただ、ここも自分で変えられる。
昔の感覚へ寄せたい人と、今のコントローラー配置に慣れている人の両方が触りやすい作りになっていた。
一番大きいのはゲームバランスまで自分で変えられること
いろいろ比較したが、わしが一番大きな違いだと感じたのはここだった。

SFC版は用意されたバランスで遊ぶ。
リマスターでは、自分がどう遊びたいかに合わせて調整できる。
「もうちょっとテンポよく遊びたい。」
「こういうバランスで潜ってみたい。」
そんなときに自分で味を変えられる。
具体的に倍率を変更するとどう変わるのかは別でじっくり試すとして、旧作と比較したとき、この自分で選べる幅はかなり大きかった。
原作に自分で塩や胡椒を振れるリマスター
SFC版とリマスターを行ったり来たりして、ようやく『ちょっとステキなリマスター』がどういう作品なのか、わしの中ではしっくりきた。
元の『トルネコ』という料理はかなりそのまま。
そこへUIや表示、操作設定、図鑑が足されている。
さらにゲームバランスまで自分で調整できる。
わしには、
「原作という料理に、自分で塩や胡椒を振って、自分好みの味付けにできるようになった。」
という感覚が一番近かった。
SFC版も今遊ぶと思った以上に普通に遊べる。
それでも今からどちらを選ぶかと言われたら、わしはリマスター版。
原作の味そのものを変えず、今遊びやすいように自分で味付けできる。
SFC版まで起動して行き来したことで、その違いが一番よく分かった。
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