Avowed序盤レビュー|ストーリーが分からなくても戦闘と探索で時間が消えた
『Avowed』を始めた直後、
正直、
「何が起きとるんや?」
という感じだった。
海外ファンタジーRPGらしい固有名詞や世界設定が、序盤から次々に出てくる。
話を全部理解しようとすると、ちょっと身構える。
「これ、最初から全部覚えなあかんやつか?」
そんな感じで始めた。
ところがゲームそのものは、思っていたより普通に遊べた。
遠くから魔法を撃ってもいい。
剣を持って突っ込んでもいい。
盾で受けてもいい。
弓や銃で離れて戦うこともできる。
一人称視点のファンタジーRPGなのだが、わしが遊んでいて一番しっくりきた感覚は、
ファンタジー版『ファークライ』みたいな感じやった。

ストーリーはまだよう分からん。
でも敵が出てきたら戦えるし、遠くに気になる場所が見えたらそのまま寄り道できる。
| 序盤を遊んだわしの印象 |
|---|
| 世界設定は最初から全部理解しなくても遊べた |
| 剣・盾・魔法・弓・銃などで戦い方を変えられる |
| 正面から勝てない敵も、方法を変えると突破できた |
| 遠くに建物や洞窟が見えると寄り道したくなる |
| 拾った装備を、そのまま次の戦闘で試すのが面白い |
わしの場合、面白くなったのは**「この敵にはどう戦おう」**と考え始めてからだった。
最初は突っ込んでボコられた
序盤のわしは、とにかく敵を見つけたら突っ込んでいた。
理由は簡単。
それしか思いつかなかったからである。

ところが、大槌を持った敵なんかに真正面から行くと普通にボコられる。
「なんやこいつ!強すぎるやろ!」
最初はそのまま殴り合っていたけど、どうにもならん。
そこでようやく、
「殴る以外も使わないかんのか?」
と考え始めた。
盾で受ける。
魔法を撃つ。
状態異常を入れてみる。
敵の動きが止まったところで一気に殴る。
「あ、動き止めてから殴ったらええじゃぁああん!」
ここから戦闘の印象がかなり変わった。
最初にボコられた相手でも、やり方を変えたら倒せる。
力押しでダメなら別の手を使う。
盾で耐えるのか。
距離を取るのか。
先に魔法を入れるのか。
何を使えば楽になるのかを自分で探していく。
わしはこの試行錯誤が、『Avowed』の戦闘で一番気に入ったところだった。
武器を拾うとすぐ試したくなる
進めていくと、使える武器も増えてきた。
大剣。
大型銃。
それまで盾や魔法を使って慎重に戦っていたところへ別の武器を持ち込むと、戦闘の感触まで変わる。
大型銃を撃ってみる。
ドカン!

「おお、強いやん。」
となる。
でも、単純に攻撃力の高い装備へ順番に交換していくだけではなかった。
新しい武器を拾うと、
「これどう使ったらおもろいんや?」
と試したくなる。
大型銃なら離れたところから撃つ。
大剣なら盾を捨てて火力へ寄せる。
魔法と組み合わせる。
装備を拾うこと自体が、次の戦い方を試すきっかけになった。
「強いから装備する」ではなく、「これで遊んでみたい」。
わしにはこっちの感覚が強かった。
レベルだけじゃなく、わしも戦い方を覚えていく
最初は、
「何これ無理やろ!」
と慌てていた敵でも、何度か戦うと見方が変わってくる。
「これは盾。」
「これは避ける。」
「こいつは先に魔法入れた方が楽やな。」
もちろんキャラクターのレベルも上がる。
装備も強くなる。
でも、それとは別に、
「さっきよりわしが分かっとるな。」
という感覚があった。
一回やる。
失敗する。
違う方法を試す。
それで、
「こっちの方が強いやん、素敵やん!」
となる。
何も考えなくても勝てるほど簡単ではない。
かといって、毎回完璧な操作を要求されるほど厳しくもない。
絶妙なライィィィン!!
わしにはこの辺がちょうどよかった。
遠くに何か見えたら、もう終わり
戦闘に慣れてきた頃から、今度は探索が止まらなくなった。
目的地へ歩いていると、遠くに建物が見える。
「なんやあれ。」
そう思った時点でもう寄っとる。
近づく。
敵がおる。
戦う。
奥を見る。
宝箱がある。
「お、なんかあるやん。」
開けたら新しい装備。
当然、
「これ使ってみよ。」
となる。
その辺の敵で試す。
さらに奥を見ると、また何かある。
そら行く。
しばらくして、
「わし何しに来たんやった?」
本来の目的地がどっか行っとる。
ただ宝箱を開けて終わりではなく、拾ったものをその場で使いたくなるから、そのまま次の行動につながる。
これがかなり危険だった。
そら帰れん。
広すぎて疲れる感じは比較的少なかった
オープンワールドゲームを遊んでいると、わしはたまに、
「目的地まで遠すぎるんじゃあ!」
となる。
広い世界そのものは好きなんやけど、何もない場所を延々と移動していると疲れる。

『Avowed』では、そのしんどさをあまり感じなかった。
巨大な一枚マップをひたすら横断するというより、エリアごとに探索していく感覚に近い。
目的地へ向かう途中で何か見つける。
ちょっと寄る。
終わったら元の進路へ戻る。
広い世界は好き。
でも移動だけで疲れるのは嫌。
わしにはこの距離感がちょうどよかった。
「そこちょっと見てから行こ。」
が積み重なって、時間を持っていかれる。
可愛い動物は攻撃せん方がいい
探索中には、ちょっと可愛げのある動物もいる。
わしは遊び半分で攻撃してしまった。
そしたら、
普通に死んだ。
「あぁぁ……。」
ちょっとヘコんだ。
敵でもないのに何をしとるんや、わしは。
倒したところで爽快感があるわけでもない。
ただ罪悪感だけが残った。
「なんで殴ったんや……。」
優しい心を持っている人は、うっかり攻撃せんようにした方がいい。
わしも次から気をつける。
ストーリーよう分からんのに時間だけ消えた
始めた直後は、
「ストーリーよう分からんな。」
と思っていた。
今も世界設定や固有名詞を全部理解できているとは言えん。
それでも、
「あと一戦だけ。」
「もう一個だけ宝箱取ろ。」
「あの洞窟だけ見て終わろ。」
そんなことを言いながら歩き回っとる。
そして時計を見る。
なんじゃあ!数時間消えとるやないか!!
わしの時間はもう戻ってこん。
世界設定を全部理解してからじゃなくても遊べた。
真正面から殴ってボコられたら違う方法を試す。
遠くに何か見えたら寄ってしまう。
新しい武器を拾えば試したくなる。
そして最後には、
「もう一個だけ洞窟見てくるわ。」
あたぁ!!
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